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潮の香り漂うウッディワゴン


 
 アメリカ車から欧州車に国産チューニングカーまで、もはや車歴を数えるのも面倒なほど色々なクルマを乗り継いできたワタクシですが、じつはステーションワゴンとだけは縁がなく、これまで一度も所有したことがありません。

 もちろん、一時はアメリカ車の代名詞的存在だったステーションワゴンですから、できれば一度は乗ってみたいと常々思っています。

 特にボディサイドにウッドパネルを配した「ウッディワゴン」は、やはり憧れの対象です。

 本日はそんなウッディワゴンの中から、LA在住のサーフボードシェイパー「ボブ・バーンズ」が乗っていた1972年型オールズモビル・ビスタクルーザーをご紹介いたしましょう。 

*写真をクリックすると大きな画像が見れます。

 リアルウッドを使ったウッディワゴンは個人的にも憧れの的ですが、実際に保有するとなると、さすがにメンテナンスの問題で二の足を踏んでしまいますよね。

 事実アメリカン・メイクスの生み出すウッディ・ワゴンは、1950年代以降、徐々にメンテナンスフリーのファイバー製ウッドパネルへと移り変わってきましたので、当時から防腐処理など、メンテナンスの問題は大きな障害だったのかと想像できます。

 ウッディワゴンの代名詞ともなっているフォードのカントリー・スクワイヤが本物の木を使っていたのも1951年までで、以降はFRP製へと変わっていきました。

 さらに1980年代に入ると、ウッドパネルは化粧シートとしてスチールパネルに貼られるのに留まり、徐々にウッディワゴンたる雰囲気は薄れていったのです。

 これらのことから、個体としての魅力を残しつつメンテナンス性にも優れた1台を選ぶなら、やはり1960~70年代のウッディワゴンが最適なチョイスではないかと思います。

*写真をクリックすると大きな画像が見れます。
 
 マンハッタンビーチで、オリジナルのサーフボードを作り続けるボブ・バーンズは、何度もデイトナの誌面を飾ったホットロッド・ガイですが、彼が当時乗っていたのも、そんな1970年代のウッディワゴン、1972年式オールズモビル・ビスタクルーザーでした。

 ボディサイド下部にウッドパネル(もちろんフェイクですが)が貼られ、リアデッキにはハメ殺しのサンルーフが設けられるなど特徴の多いビスタクルーザーですが、やはりこのクルマをクールに見せているのはルーフにくくりつけられたロングボードでしょうか。

 10フィートのロングボードをくくりつけて海へと向かうウッディワゴン……。乗っているのは超オヤジ・サーファー……。う~ん、日本では絶対に見られない組み合わせですね。

 いつかは乗りたいウッディワゴンですが、ボブ・バーンズのように乗りこなすにはまだまだ修行が足りませんね……。

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