連日お届けしている往年のコンセプトカー情報ですが、本日も数ある名車の中から、ユニークな1台をお届けしましょう。
本日御紹介するのは1997年にデビューしたダッジ・サイドワインダー・コンセプト(1997 Dodge Sidewinder)です。
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開閉式トップを備えたシングルキャブのスポーツトラックといえば、最近では2000年のデトロイトショーでデビューした、シボレー・SSR(写真下:市販モデルは2003~2006年まで生産)が記憶に新しいところですが、そのSSRより3年も前に、もっと出来のいいコンセプトカーをクライスラーが作っていました。
それが、ご覧のダッジ・サイドワインダー・コンセプト(写真上)です。
*クリックすると拡大します。
シボレー・SSR(写真左)のリトラクタブル・ハードトップに対し、こちらは一般的なコンバーチブルトップとなりますが、トップ自体の収納方法はSSRと同じで、オープンにする時は電動トノカバーを開閉し、ベッドの中へと収納します。
他にも前後フェンダーの張り出し具合などが良く似ていますし、両車は3サイズもほとんど一緒なんですよ。
ちなみにエンジンは当時モパー最強だったバイパー用V10をベースに、640馬力までパワーアップしたものを搭載しています。
SSRもコルベット用LS1(あまりにも売れないため最後期はLS2まで)を積んでいましたから、この2台はパワーユニットの方向性も良く似ていますね。
こうして比べてみると、ダッジ・サイドワインダー・コンセプトは、シボレーがSSRを生み出すキッカケになったクルマだったのではないかと思えてしまいます。
もっとも、ダッジにはシングル・キャブのピックアップトラックに、コンバーチブルトップを組み合わせた、ダッジ・ダコタ・スポーツ・コンバーチブル(最後期モデルではSEコンバーチブルというグレード名に変更)なんてクルマもありましたから、オリジナルは、やっぱりクライスラーが先なんだと思いますけどね。
(注1)コンバーチブル・トラックの本当の元祖は1925年のフォードです。その後、1989年に文中のダッジ・ダコタ・スポーツ・コンバーチブルが市販モデルとして登場しました。これがラグトップを備えた、初のコンバーチブル・トラックといえます。ちなみにこの車両を製作したのはシボレー・SSRのリトラクタブル・ハードトップを製作したアメリカン・スペシャルティ・カー(ASC)でした。*当時はアメリカン・サンルーフ・コーポレーションと呼ばれていましたが……。
(注2)ということで、シボレー・SSRはそのアメリカン・スペシャルティ・カー(ASC)が製作したリトラクタブル・ハードトップを採用しています。ほぼ同じ機構を盛り込んでいるダッジ・サイドワインダーも、当然ながら同社が関与している可能性は大きいのですが、ちょっと調べたぐらいでは確認できませんでした。スイマセン。
| スペック | 1997 ダッジ・サイドワインダー | |
| 全長 | 4800mm | |
| 全幅 | 1879mm | |
| 全高 | 1422mm | |
| 重量 | 1224kg | |
| エンジン | 8.0リッター/V型10気筒 | |
| 最大出力 | 640hp @ 5800rpm | |
| 最大トルク | 73.3kg-m @ 4000rpm | |
| トランスミッション | 4速AT | |
| 駆動方式 | FR(フロントエンジン・リアドライブ) | |
| 最高速度 | 235km/h | |
| 乗車定員 | 2名 | |
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