最終日のこの日、取材班はアリゾナ州のセドナからカリフォルニア州ニューポートビーチまで、約800kmの行程を一気に走り切ることになりました。
日本ではあまり考えられないロングドライブですが、インターステートハイウェイが整備されたアメリカなら、こんなことも可能になるんですね(もっとも、現地の方でもそりゃぁすいぶん走ったね......と言われておりましたが)。
ちなみに、帰路は40号線を中心にしながら、上の写真の様に時折ルート66に寄り道をし、たっぷり撮影をしながら帰ってきました。
というワケで、帰路立ち寄ったアリゾナ州のSeligman(セリグマン)で、三橋選手をモデルに左の様な写真撮影なんぞもしてきました。
セリグマンには観光客目当てで造った、ウエスタン調の建物などが各所にあるので、こういったロケには最適かもしれませんね。
なお、こちらの写真は、現在発売中のTOUGH(タフ)第2号でも掲載されておりますので、是非本誌もご覧になってみてください。
それにしても、三橋選手、パリダカのドライバーとは思えない位、モデル撮影に慣れており、撮影はとても順調でした。
セリグマンでは左の写真の様な1860年代のJAIL(牢屋)なんてのも再現されています。内部は昼間でも真っ暗で、本当に何もありませんけど。
ちなみにこのセリグマンはルート66の観光スポットとして有名な町であり、小さなダウンタウンには観光バスが何台も止るほどの賑わいです。
個人的にはこういった"造られた町"は大嫌いなのですが、インターステート・ハイウェイ40号線を走っていると、何故か毎回、ついつい寄ってしまうんですよね。
セリグマンではホクタン・スーツケースの写真撮影も行いました。
こちらもまた現在発売中のTOUGH(タフ)第2号で掲載されています。
こうして、アメリカを走りながら、物撮りをするというのは個人的にも初めての試みだったのですが、ロケーションがいいからどこに置いても絵になるんですよね。
この手の海外物撮り取材は、今後本誌TOUGH(タフ)の売り物のひとつとして定着させたいと思います。
さて、40号線を走り、いよいよ取材班はアリゾナからカリフォルニアに戻ってきました。
州境の町NEEDLES(ニードルズ)へ、給油と食事で立ち寄った後は、再び40号線と並行して走っている旧道ルート66へ。
ESSEX(エセックス)からAMBOY(アンボイ)を抜けてしばらく走ると、LUDLOW(ルードロウ)の町に入り、映画『バクダットカフェ』の舞台になったバクダットカフェが右手に現れます。
劇中で使われたモーテルは廃墟となっており、象徴的だった給水塔も撤去されていますが、カフェの方は実在しており、営業を続けています。
メニューはどれも決して美味しいとはいえるものではありませんが、店内はロケ時のまんまとなっており、映画ファンの方には一見の価値がありますよ。
ちなみに現在のバクダットカフェは、元々サイドワインダーカフェという名前だったのを、映画の公開に合わせて屋号を変えたのだとか。
また、地名であるBAGDAD(バクダット)は、現在カフェのある場所よりもかなり西側の砂漠のど真ん中にある場所で、そこには本当に何もありません。
![]()
▲左:セドナのアップタウン。町の背後にレッドロック・キャニオンが迫っているのがよくお分かりかと。▲右:ルート66沿いにあるESSEXのカフェ跡。砂漠の中に、整備工場が数件あるだけという不思議な町。何故ここに人が住んでいるのか、まったく理解できない場所です。
![]()
▲左:旧道ルート66と並行して走っているサンタフェ鉄道の貨物列車。▲右上:廃線の上に立つ三橋淳選手。
▲左:AMBOY(アンボイ)のROY`Sカフェ。砂漠の真ん中にポツンと、まるでオアシスの様に存在するロイズの看板は、アメリカのTVCFでも登場したことがある有名なもの。この看板とカフェを見たいがゆえに、ルート66ファンはこの地を訪れるのです。▲右:記憶にある限り、ロイズの目の前を走るルート66には、「Route66」の道路サインなど無かったはずですが、最近どうやらここにも道路サインが入れられた様子。撮影する方にとっては、じつに絵になるところですから、ありがたいんですけどね。