クライスラーから量産化を見越した電気自動車3モデルのプロトタイプが発表されました。
今回発表された3車種は「ダッジ・EV」、「ジープ・EV」、「クライスラー・EV」の3モデル。
ゼネラル・エレクトリック社や米国エネルギー省との共同プロジェクトという形で進め、2010年にアメリカ(北米)市場で市販化。次いで2010年以降にヨーロッパで市販する予定です。
クライスラーは2009年に約100台のクライスラー製電気自動車が政府、企業、公共事業、及びクライスラー社の開発向け車両として、一般公道での走行を開始することを発表。
同時に100%電動走行の高性能スポーツカーである「ダッジ・EV」、ジープ・ラングラーにレンジエクステンダー(航続距離延長装置)を搭載した「ジープ・EV」。同じくタウン&カントリーにレンジエクステンダー(航続距離延長装置)を搭載した電気自動車「クライスラー・EV」を発表しました。
これらの3モデルは量産を目指した先進電気駆動技術パッケージを導入しており、将来市販化を予定した車両となります。
なお、クライスラーの電気自動車およびレンジエクステンダー(航続距離延長装置)搭載電気自動車は同社のENVI部門が担当して開発を進行中。ホイールを駆動する電気モーター、電気駆動モーターに電力を供給するリチウムイオン・バッテリー、そしてエネルギーの流れを制御するコントローラーの3つを基本に、前輪駆動車や後輪駆動車、ボディオンフレームの4WDプラットフォームなどの開発が進められています。
商品開発部門統括エグゼクティブ・ヴァイス・プレジデントであるフランク・クリーゴンによれば「排ガスゼロで150~200マイル(241~321km)の航続距離を実現する車両を開発することができた。通常、アメリカでは80%近くの人々が1日40マイル(64 km)以下、年間で 1万4,000マイル(22,531 km)以下しか走行しないから、アメリカでの日常走行距離としては十分な性能を誇る」とのこと。
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▲上:ダッジEVは基本的に、200 kW(268 hp)の電動モーターとリチウムイオンバッテリー、一体型パワーコントローラーの3つのコンポーネントで構成されています。最高出力2は00 kW。最大トルクは、650 N・m(480 lb-ft)となり、0~60 mph(0~100 km/h)加速は5秒未満、0~1/4マイル加速は13秒。最高速度も120 mph(193 km/h)と、まさにスポーツカー。連続航続距離は150~200マイル(240~320 km)で、家庭用の110 V電源により8時間で完全充電可能。家庭用220 V電源ならわずか4時間で完全充電できるというもの。
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▲上:ジープ・EVはジープ・ラングラーをべースにしたレンジエクステンダー搭載電気自動車。リチウムイオンバッテリーシステムと小型ガソリンエンジン(必要な場合に追加でエネルギーを発生し、電気駆動システムに電力を送る一体型電気ジェネレーター付き)を使用しています。 最高出力は200 kW(268 hp)、最大トルクは400 N・m(295 lb-ft)。航続距離はガソリン約8ガロン(約30 L)を使用して400マイル(640 km) 。そのうち40マイル(65 km)を燃料消費ゼロ、排出ガスゼロでフル電気走行することが可能です。
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▲上:クライスラー・EVはベストセラーのミニバン、クライスラー・タウン&カントリー(日本市場ではクライスラー・グランドボイジャー)をベースとしたレンジエクステンダー搭載電気自動車。最大出力は190 kW(255 hp SAE)、同トルクが350 N・m(258 lb-ft)。0~60 mph(0~100 km/h)加速は約9秒で、バッテリーだけで40マイル(65 km)を走行することができ、ガソリン約8ガロン(約30 L)を使用し、さらに400マイル(640 km)の走行が可能。