トヨタ、シボレー、フォード、ダッジが参戦するアメリカのNASCAR(ナスカー)で、トヨタがトップ3シリーズのマニファクチャラーズ・タイトルすべてでトップを独走中です。
ご存じトップカテゴリーのスプリント・カップ・シリーズ(Sprint Cup)はもちろんのこと、旧ブッシュ・シリーズであるネーションワイド・シリーズ(Nationwide)や、すでにトヨタの圧倒的な強さがアタリマエになりつつあるクラフツマン・トラック・シリーズ(CRAFTSMAN)など、NASCARのトップ3シリーズすべてでトヨタはポイントをリード。
スプリント・カップ・シリーズではトヨタの189ポイントに対し、次点のシボレーが183ポイントと肉薄していますが、ネーションワイド・シリーズではトヨタの226ポイントに対し、次点のシボレーが185ポイントと、シリーズ5戦を残してほぼタイトルを確定させるなど、トヨタの強さが際立っています。
ということで、アメリカの国民的モータースポーツにおいて、圧倒的な強さを誇っているトヨタです。
ちなみに今シーズンのスプリント・カップ・シリーズでは、全36戦中31戦を消化し(10月17日現在)、トヨタがシーズン合計10勝を記録、シボレーが9勝で追い上げています。
もっとも、ドライバーズ・タイトルの方はシボレーのエース・ドライバーである#48 ジミー・ジョンソン / Jimmie Johnson(写真上)が現在のポイント・リーダー。トヨタのエースであるカイル・ブッシュ / Kyle Buschがシリーズ最多の8勝をあげていながらも総合9位に甘んじているのと対照的に、毎回安定してポイントを稼いでいます。
2006年、2007年と2年連続でシリーズ・チャンピオンに輝いているこのジミー・ジョンソンは、アメリカのホームセンター・チェーンであるLowe'sをスポンサーにシボレーで参戦。名門ヘンドリック・モータースポーツに所属し、カーオーナーは同じNASCARドライバーの#24 ジェフ・ゴードン / Jeff Gordon。今シーズンもそのジェフ・ゴードンのアシストにより圧倒的な早さと安定度で、3年連続のシリーズ・チャンピオンに王手をかけています。
NASCAR史上で3年連続のシリーズ優勝を果たしたのは1976-1978の3年間に、ケール・ヤーボロー / Cale Yarboroughが記録したのみ。シリーズで7回もタイトルを獲得した「King」こと、リチャード・ペティ / Richard Petty も、同じく7度の優勝を記録した伝説のチャンピオン、故デイル・アーンハート / Dale Earnhardt も3年連続チャンピオンという偉業は達成していませんから、是非とも頑張ってほしいところですね。
それにしても、国民的人気のモータースポーツであまり勝ちすぎるのも、トヨタにとっては逆にイメージダウンにならないのでしょうか? 判官贔屓はどこの世界にもありますから、ちょっと心配ですね……。