販売不振を極めているアメリカ製フルサイズ・ピックアップトラックですが、少なくとも製品自体の魅力という点で考えれば、2009年モデルのフルサイズは、どのメーカーも過去最高の出来栄え。
金融危機や燃料の高騰など、周辺事情のマイナス要因さえなければ、2009年はおそらくピックアップ・トラック史上もっともエポックメイキングな年となったはずです。
特に新型ダッジ・ラムの出来は秀逸。フルサイズ初採用の装備も多数盛りこまれており、トラックを徹底的に使いこなす方には最適な1台となることでしょう。
新型ダッジ・ラムの詳細は下記にもお伝えしておりますが、再度ここで2つの大きなポイントを紹介しましょう。
◎リアサスペンションがリーフリジットからコイルリジットへ変更(クラス初採用)。
◎荷台にラムボックス(Ram Box)と呼ばれるまったく新しい収納システムを採用(クラス初採用)。
前者に関しては、トラックの乗り心地を少なくとも最新のSUV程度まで引き上げてくれることは間違いありません。
長年、堅牢性や耐荷重を優先してリーフスプリングを採用してきたフルサイズ・トラックですが、コイル・スプリングを導入したことで、乗員の快適性に関しては格段の進歩を遂げることになるはずです。
後者のラムボックスはさらに画期的。
これまで単なるデッドスペースでしかなかった荷台脇のスペースを収納スペースにしてしまったのです。
これは荷台部の外板と内壁の間にボックスを設置し、防水性を持たせた上で、収納スペースに仕上げたというもの。
実際はステップサイド同様荷台部をやや狭めて、ラムボックス内の収納スペースを拡大。工具箱までおけるサイズになっていますから、これはかなり使い勝手がよろしい装備といえます。
ラムの場合、エンジンには5.7リッターHEMIまで用意されていますから、パフォーマンス面でも万全ですね。
ということで、新型ダッジ・ラムは本当に魅力的。あぁ、燃料の高騰やサブプライムローンを発端とした金融危機さえなければ……ね。