アメリカ・ワシントン州ウエストリッチランドに本社を置くシェルビー・スーパーカーズ社(SSC:Shelby SuperCars)は、現地時間の22日、かねてからアナウンスされていたEV(電気自動車)「アルティメット・エアロ・EV(Ultimate Aero EV)」に関する具体的な計画について発表しました。
同社が今回発表したのはAESP:All‐Electric Scalable Powertrainと呼ばれるパワーパックの概要と生産計画など。
本日はこのアルティメット・エアロ・EVについてご紹介していきましょう(※本日掲載している写真はガソリンエンジン・モデルのアルティメット・エアロです)
「アルティメット・エアロ・EV」は、同社の市販ガソリンエンジン搭載車「SSC・アルティメット・エアロ TT」をベースにしたもの。
同車は、現在「世界で最も速い市販自動車:プロダクションカー」であり、2007年9月13日に公道を封鎖して行われた最高速度テストで時速256.18 mph (412.28 km/h)を記録、ギネスブックにも登録されているモデルです。
「アルティメット・エアロ・EV」は、このガソリンエンジン・モデルの「アルティメット・エアロ TT」の延長線上にある高性能EVスーパーカーとなります。
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今回発表されたパワーパックは2つの電気モーターを組み合わせたもので、電子制御化された3速ATと組み合わせて、ガソリンエンジン換算で最大出力1000馬力、最大トルク800lb-ft(110kg-m)程度の能力を誇るというもの。
この水冷式パワーパックを搭載した「アルティメット・エアロ・EV」は、まるでロケットの様な加速を味わえるということで、わずか2.5秒で60mph(約96.6km/h)に達し、最高速度も208mph(約334.88km/h)という夢の様な1台です。
しかも、220Vの電源を使っての充電はわずか10分。1回の充電で可能となる航続距離も150~200マイル(240~320km)といいますから、実用性も文句なし。
同社の発表では2009年・第2四半期には「アルティメット・エアロ・EV」の生産に入り、同第4四半期にはデリバリーを開始する予定ということですから、実現されれば今年末には「アルティメット・エアロ・EV」が街中を駆け抜ける光景に出会えるかも?
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1月23日現在、「世界で最も速い市販自動車」の称号を持つ同社は、「アルティメット・エアロ・EV」の実現によって、「世界で最も速い市販電気自動車」の称号をも狙っているようですね。
なお、同社は「アルティメット・エアロ・EV」に関してスーパースピードウェイを使ってライブメディアイベントを行う予定ということで、今後の動向にも要注目です(※同社WEBサイトによればアルティメット・EV以外に、4ドア版スーパーカーの開発も予定しているとか)。
【メモ】
シェルビー・スーパーカーズ社は、Jerod Shelby氏が1999年に立ち上げた新興自動車メーカー。ワシントン州ウエストリッチランドに拠点を置き、高性能スーパーカーを設計・開発しています。また、今回発表されたAESPは同社の100%出資子会社であるSSCグリーン社によって開発されるもので、今後200~500馬力程度の出力に抑え、中型の自動車やSUV、ピックアップトラックなどに搭載することも考えられるとのことです。ちなみに、キャロル・シェルビーとは関係がありません。
【本ブログ内関連情報】
◇SSC・アルティメット・エアロ TT
【オマケ】
カーガイとして知られる有名な司会者ジェイ・レノ氏の番組で紹介されたシェルビー氏とアルティメット・エアロの動画を下記にアップしました(注:EVではありません)。