本日はお正月に相応しい、夢のようなガレージをご紹介しましょう。
ベッドルームから愛車が見渡せるというこのガレージは、ジョー・ヤングという一人の自動車コレクターが所有する住居兼ガレージ。
築100年という煉瓦造りの倉庫を改造して、自動車が20台以上軽く収納できるガレージに転用。さらに最深部に梁と柱で構成した住宅スペースを設け、どこにいても自慢のコレクションが見渡せるという仕掛けになっています。
LAのダウンタウンからクルマで約30分。
初めて彼のガレージを訪れたのは9年前。今回は2回目の訪問となりましたが、収蔵されているコレクションの一部が入れ替わっている以外、ガレージそのものはなにも変わっていませんでした。
もちろん、内部には相変わらず素晴らしい光景が広がっています。
1906年に建造されたという煉瓦造りの倉庫を改造したこのガレージは、床下2mまで掘り返して鉄筋コンクリートの頑強なベタ基礎を構築。さらに柱と梁を巡らせて、耐震補強を十分に行ったというもので、その内部はクラシックな外観からは想像できない最新鋭の設備と構造になっています。
建物(ガレージ)の外観は、場所が特定できてしまうため撮影禁止となっていますが、その大きさは上の写真からでも想像できますよね。
ちなみにガレージの正確なサイズは幅25m×奥行き75mというとんでもない大きさですが、内部はエアーコンディショナーによりいつでも快適に保たれています。
また、ガレージに収容されているコレクションは、20数台ですが、じつはこれはジョー・ヤング氏の莫大なコレクションの一部でしかありません。
コルベットコレクターとしられている彼のコレクションは、コルベットだけでも40台以上。その内、このガレージには10台ほどのコルベットが収まっているだけなのです。
ガレージには他にもマスタングやチャレンジャーなど、スポーツカーやマッスルカーがズラリと並んでいますが、じつはフェラーリやポルシェも混ざっているあたりが趣味の幅広さを物語っていますね。
とにもかくにも、彼のガレージは自動車好きにとってはたまらないモノばかり。センスの良さにも脱帽する究極のガレージなのです。
▲カバーがかかったままですが、この日のコレクションは1971 フェラーリ・ディノ246GT、1976フェラーリ308GTB、1967シェルビー・コブラ427…。コルベットに至っては1963スプリットウィンドウや同じく1963のフュエルインジェクション、1967年の427まで…・とまさにコレクタブルな面々。後方に見える看板ももちろんコレクションの一部。ちなみにこの大型の看板はどれも数千~数万ドル級というレアなもの。
▲今回撮影させてもらったのは1969年式のシェルビー・GT500改Cammerエンジン。1969年のシェルビー・GT500(クーペモデル)は、総生産台数1534台。ご覧の個体は、かつてミッキー・トンプソンが所有していた1台で、オリジナルの428コブラ・ジェットの代わりにミッキー・トンプソン自身の手でCammerエンジンが搭載されたというとんでもない代物。ちなみに左上の写真は1960年代シボレーのフュエルインジェクションユニットがズラリと並ぶ物置。
▲現在でも80万ドルは下らないジョー・ヤングのシェルビー・GT500改Cammerエンジン。幻のSOHCユニットとしてNASCAR向けに開発されたこの427エンジンは、圧縮比1:14というまさにレース・スペックなもので、200基程度が製造されたのみ。結局NASCARでの使用を制限され、ドラッグレーシングでのみ活躍した幻のエンジンです。