日本からでは想像するのが難しいのですが、アメリカにおけるNASCARの人気は想像以上に高く、NFLやMLBにもひけをとらないほどの超メジャー・スポーツといえます。
そんなアメリカから、ちょっと笑えるストリートリーガル・ストックカーをご紹介しましょう。
ストリート・リガールとは、「公道走行可能な合法車両」という意味。自由の国であるアメリカは、カスタムカーに関しても非常に寛容ですが、どんなクルマでも公道走行が可能なほど滅茶苦茶ではアリマセン。
ところが、ここで紹介する1台のNASCAR・スプリントカップカー(以下カップカー)は、なんとアメリカの公道を自由に走行できるストリート・リーガル・モデルなのです。
「スーパーストリート・ストックカー(Super Street Series Stock Car)」は、米ニューヨーク州シラキュースに本社を構える「ジェフリーズ・オートボディ(Jeffrey's Auto Body)」社が製作するカップカー仕様のオリジナル自動車。
オリジナルのパイプフレームにファイバーやスチールパネルを組み合わせて完成させた車体は、カップカーとほぼ同寸のホイールベースを持ち、見た目は完全にカップカー仕様に見えます。
さらに実際のカップカーにも使われているフォード9インチのリアデフや、3ポイントのレーシングハーネス、着脱式のステアリングにプッシュボタン式のスターターと、見た目だけではなく装備もカップカー同様という凝り様。
もっとも、本物のカップカーにはドアがありませんが、こちらは乗降性を考えてリモコン式のドアを採用し、日常にも使えるよう配慮されています。
問題は本当に一般道でも運転できるのかという点。許認可の方は別にして、排気音や車高など、レーシングカーそのまんまのスペックでは一般公道は走れません。
そこでこの「スーパーストリート・ストックカー」では、リモコン式の車高調整式サスペンションを採用。車高の上下をリモコンひとつで変更出来るよう設計し、凸凹のある一般道での走行を可能にしました。
また、排気系には切り替え式マフラーを採用。普段の走行では静かな排気音を保ちつつ、NASCARドライバーの気分を味わいたい時には、室内に設置されたスイッチをONにすることで爆裂排気音仕様に変更するというギミック付きになっています。
他にも油圧クラッチ+ハーストのシフターを採用してイージードライブ化したり、レース用燃料タンクの位置を調整してトランクスペースを確保したり、誰でも快適に使える1台に仕上げ済み。
さらに快適性を求める方にはオプションでエアコンもインストールできますし、ファミリー・クルーズを希望されるオーナーには、後部エリアにレーシングハーネス付きのチャイルドシートも設置可能だとか。
ということで、下の動画にもある通り、お買い物にも使えそうですよ(笑)。
もっとも、熱くなりすぎて公道でNASCARばりのテール・トゥ・ノーズを展開しないように、気をつけましょう。
ちなみに価格はZZ4ベースの350cu.in.エンジン車で12万5000ドルから(邦貨100円換算で1250万円)。エンジンを572cu.in.に変更した上級グレードは15万9000ドル(邦貨100円換算で1590万円)だそうですよ。
| スーパーストリート・ストックカー | シャシー | 1-3/4インチ・パイプフレーム | ボディ | シボレー・モンテカルロ カーボンファイバー / スチール |
ガラス | ポリカーボネート | フロント・サスペンション | 車高調整式エアー・サスペンション | リア・サスペンション | 車高調整式コイル・スプリング | エンジン | GMパフォーマンスパーツ製ZZ4 350cu.in. | キャブレター | 4バレル | 最大出力 | 355馬力 | ステアリング | パワーアシスト付 | ラジエター | 電動ファン / ストックカースタイル・アルミ製ラジエター | トランスミッション | 4速M/T | シフター | ハースト製 | クラッチ | 油圧式強化クラッチ | ブレーキキャリパー | ウイルウッド製4ピストン | タイヤ | グッドイヤー・ラジアル | ホイール | スチール製15x10インチ | リアエンド | フォード・9インチ | シート | スライド&ティルト式バケットタイプ | シートハーネス | 3点式 | 価格 | $125,000(USD)から |



