先日、高速道路を走行していると、突然フロントガラスに何かが当たった音がしたので、よく見てみるとフロントガラスにヒビが入っていました。ドライバーの方なら、誰でも何度か経験はあるでしょうが、この手のトラブルは本当に避けようがないものです。
かといって、そのまま放っておくとヒビが拡大していく可能性もあるので、後日ガラスリペア・ショップに伺うとなんと2万円近くの見積もりに。しかも、「完全に修復はできないので、若干のキズは残りますよ」と。
そこで、「どうせ完全に修復できないなら、自分でリペアしてみるか」ということになり、 補修部品ブランドとして良く知られる「ホルツ(Holts)」のガラスリペアキットを試してみました。果たしてどこまで修復できるものでしょうか?
「ホルツ・ガラスリペアキット(Holts Glass Repair Kit)」は、傷ついたフロントウインウの内部に紫外線で効果するUVレジンを注入することで、ガラス面の傷やヒビを接着するというもの。
早速キットを開封し、作業に取り掛かってみました。
まずやることは取扱説明書を熟読。作業場所は紫外線の当たらな場所(作業中にUVレジンの硬化がはじまってしまうため)ということで、ガレージの中で作業を開始しました。
最初に付属のピンを使ってキズの内部にある凸凹を均していきます。と書いたものの、ピン先で直径10mm以下の傷の内部を均すというのは、説明書に書いてあるほど簡単ではありません。
そもそも均されているのかどうかが把握できず、結局適当な感じで2~3分処理して終了。几帳面な方は虫眼鏡などで状態を確認しながら作業するといいかもしれません。
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▲左上:ホルツ・ガラスリペアキット(参考価格:3480円)の内容は:インジェクター×1個 / ピン×1個 / UVレジン×2ml / ピストン×1個 / クリア板(w50×h150×d3mm)×1枚 / 吸盤×2個 / UVレジン袋(太陽光・UV遮断) / カミソリ×1個 / クリアフィルム×5枚 / 取扱説明書 ※カミソリが同梱されていますので、開封時などには注意しましょう。▲右上:取扱説明書の通り、付属のピンでキズのある個所をクリーニング。キズの内側の凸凹をなるべく均して、UVレジンが浸透しやすくするための事前処置です。
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さて、次の作業はいよいよUVレジンの注入です。傷の中へUVレジンがしっかり浸透するためとUVレンジが傷以外の場所へ漏れ出さないように、付属の吸盤、クリア板をウインドウに固定(写真左)、インジェクターの先端が穴をすっぽりと囲む様に固定します。
しっかり固定したら、UVレンジ(液体)を傷の中へ注入。インジェクターをねじ込みながらUVレジンがガラス内部の傷にしみこんで行くよう何度かピストンの様に上下させるのですが、案の定UVレジンが漏れはじめ、フロントウインドウに漏れてきました。
UVレジンは紫外線で硬化するとちょっとやそっとではとれませんので、この時点で漏れた部分はしっかり拭いておきましょう。
ある程度時間をおいて、しっかり傷にUVレジンが染み込んだら、付属のクリアフィルムをキズの上から張って作業は一旦終了。
クリアフィルムを張ったまま車両を紫外線のあたる屋外へ運び、UVレジンの硬化を待ちます。冬場で30分程度。夏場なら15分程度でOKです。
UVレジンが硬化したのが確認できたら、クリアフィルムをはがしましょう。後は付属のカッターで傷の周辺に残っているUVレジンをそぎ落として終了です。
さて、上、下の写真が車内外両方から撮影した施工前後の状態ですが、いかがでしょう? 施工前に傷の中心部だけで8mmほどあった傷は目立たない程度の傷に縮小。なにより周辺に広がっていたヒビがほとんど見えない程度に消えたのが幸いでした。
※素人でも比較的容易にリペア可能なこの「ホルツ・ガラスリペア」は以下に掲げる点に注意して、お使いください。
□作業は紫外線の当たらない場所で実施(硬化時は屋外)
□修復箇所がフロントガラスのため、どうしてもボンネット上にUVレジンなどを置いてしまいたくなりますが、紫外線に当たって硬化しますとUVレジンの除去は非常に困難です。UVレジンはもちろん、作業道具も含めてボンネット上にはなにも置かないようにしましょう。



