キャデラックのハイパフォーマンス・ラインである「Vシリーズ」にニューモデルが投入されます。
米ゼネラルモーターズ(以下GM)は、キャデラック史上初のワゴンモデルであるCTS・スポーツワゴンをベースにしたハイパフォーマンスモデル「キャデラック・CTS-V・スポーツワゴン・ショーカー(Cadillac CTS-V Sport Wagon Show Car)」を、3月31日からプレス公開される「ニューヨーク国際オートショー(New York International Auto Show)」に出展することを発表しました。
コルベットにも搭載されるGM伝統のスモールブロックV8に機械式スーパーチャージャーを組み合わせ、最高出力556馬力を絞り出すクルマが「CTS-V・スポーツワゴン」です。
車両のハイライトはなんといってもそのパワーユニット。インタークーラーを備えたルーツ型スーパーチャージャーは、定評あるイートン社製を採用しています。
一般的なスーパーチャージャーが60度・3葉式ローターを採用するのに対し、CTS-Vに搭載されるものは160度・4葉式ローターを採用することで、より効率よく過給する事が出来、さらにスーパーチャージャー特有のノイズや振動も抑えることにも成功。キャデラックらしい快適性を維持しながらも、スポーツカー顔負けのパフォーマンスを備える1台に仕上がっています。
他にもブレンボ製のブレーキキットを筆頭に、ミシュラン製のパイロットスポーツ・PS2タイヤ、MT/ATの両方が用意された6速トランスミッション、磁性反応流動体により減衰力を瞬時に可変させるマグネティック・ライドコントロールなどが備わります。
実用モデルとも言える6速ATモデルにも、ステアリング・コントロールシフトを備えるなど、スポーツ走行を意識した仕上がりは、まさにVシリーズならではのものでしょう。
なお、今回NYショーに出展される車両はあくまでも「ショーカー」ですが、CTS-V・スポーツワゴンの市販化そのものは決定しており、発売時期は2010年後半に予定されています。
これでCTS-Vシリーズはセダン、クーペ、スポーツワゴンの3モデルとなり、キャデラックの最強ラインが完成しました(※日本への正規導入はアナウンスされていません)。
| キャデラック・CTS・スポーツワゴン比較 | ||
| モデル | CTS-V | 3.6シリーズ |
| ハンドル位置 | 左 | 右 / 左 |
| 全長 | 4859mm | 4870mm |
| 全幅 | 1842mm | 1850mm |
| 全高 | 1502mm | 1470mm |
| ホイールベース | 2880mm | |
| 室内長 | ---- | 1800mm |
| 室内幅 | ---- | 1350mm |
| 乗車定員 | 5名 | |
| 車両重量 | 1995kg | 1890kg |
| エンジン | 水冷V型8気筒 スーパーチャージャー付 | 水冷V型6気筒 |
| 排気量 | 6162cc | 3564cc |
| 最高出力 | 556ps@6100rpm | 311ps@6400rpm |
| 最大トルク | 76.2kg-m@3800rpm | 38.1kg-m@5200rpm |
| 使用燃料 | 無鉛ハイオク | 無鉛レギュラー |
| 燃料タンク容量 | 68リッター | 66リッター |
| トランスミッション | 6速AT / 6速MT | 6速AT |
| 駆動方式 | FR | |
| Fサスペンション | ダブルウィッシュボーン | |
| Rサスペンション | ダブルウィッシュボーン | マルチリンク |
| タイヤ | F:255/40ZR19 R:285/35ZR19 | 245/50ZR19 |
| ※スペックはV6モデルが日本仕様。CTS-V(V8)は北米仕様です。 | ||