「GMC・シエラ・HD(GMC Sierra HD)」は、フルフレーム&フルサイズ・ピックアップトラックである「シエラ」シリーズのヘヴィ・デューティ仕様(HD=ヘヴィ・デューティの略)。
「シエラ」が積載量676kg~の「シエラ・1500」シリーズとして展開しているのに対し、「シエラ・HD」では積載量1266kg、もしくは1342kgの「シエラ・HD・2500」シリーズと、最大積載量2873kgを誇る「シエラ・HD・3500」の2ラインナップとなっています。
この「シエラ・HD」には、ボディ・バリエーション、荷台サイズ、さらにリア・ホイールをダブル・タイヤにした「デューリー」と呼ばれる6輪仕様まで含めた様々な組み合わせが用意されており、まさに業務用トラックの最高峰と言える1台です。
ちなみに、いかにもアメリカらしいのは、このようなプロユース・モデルであるにも関わらず、実際にはパーソナル・ユースで購入されるお客さんも決して少なくないということ。
このため2011年モデルの「シエラ・HD」には、より装備を充実化した「シエラ・デナリ・HD」と呼ばれる最高級仕様が用意されています。
クロームのエクステリアパーツを筆頭に、18-20インチの大径アルミ・ホイールや、BOSE製のプレミアム・サウンドシステム、さらにレザーシートまでオプションで選択できるようになっているこの「シエラ・デナリ・HD」は、ピックアップ天国「アメリカ」を象徴するような1台ですね。
なお、この2011年モデルには新型ディーゼル・エンジンも投入されました。
新型は排気量6.6リッターのV型8気筒ターボディーゼル (LML) となり、その最大出力は397馬力、最大トルクはクラストップの105.8kg-mを誇るというもので、旧デュラマックス・ディーゼルエンジン比で出力において32馬力、トルクにおいても14.5kg-mほどパワーアップしています。
この新型ディーゼルエンジンはB20バイオディーゼル燃料にも対応しており、現行モデル比で63%のNOx排出量削減を実現。環境負荷にも配慮したパワーユニットとなっています。
一方のガソリンエンジンは排気量6.0リッターのV型8気筒ボルテック(L96) となり、こちらの最大出力は現行モデル同様の360馬力。
トランスミッションは全モデルに6速ATを組み合わせていますが、ガソリン・エンジンがGM製のハイドラマチック・6L90を。一方のターボ・ディーゼルにはアリソン製のAllison 1000という組み合わせです。
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▲上3点:プラットフォーム及びボディを共用するシボレー版のシルバラード・HD。モデル構成もほぼ一緒ですが、現在アナウンスされている情報では、新型のターボディーゼルが搭載されるのはGMC版のみ。シボレー・シルバラード・HDにはノンターボの335馬力仕様が搭載される予定です。