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2011 新型フォード・エクスプローラー(Ford Explorer)解説

2011 新型フォード・エクスプローラー

 米フォード・モーターは2006年以来、5年ぶりのモデル・チェンジとなる新型「フォード・エクスプローラー(Ford Explorer)」を発表しました。

 フォードのミッドサイズSUVである「エクスプローラー」は、フォード・ブロンコIIの後継モデルとして1990年に初代を発表(モデルイヤーは1991年から)し、来年20周年を迎えます。この記念すべきアニバーサリーイヤーに、フォードは5世代目の「エクスプローラー」をリリースすることになりました。

※クリックすると拡大します。
2011 新型フォード・エクスプローラー 2011 新型フォード・エクスプローラー

 今回発表された新型は旧モデルの「Steel body on fully boxed frame」、つまりトラック同様フルフレームのボディ構造から「Unitized steel body」と呼ばれるモノコックにサブフレームを追加した構造へと変更されるなど、まさに2002年以来のフルモデルチェンジといえるものです。

 しかも、今回のフルモデル・チェンジではパワートレインも大幅変更。新型は従来の「V8」と「V6」という大排気量ガソリン・エンジンから、排気量を落とした3.5リッターの「V6」と、2リッター「直4」の2バリエーションに変更し、徹底的に燃費性能の改善を目指しています。

 前者のV6はアルミブロックを採用してエンジン単体も軽量化。さらにバルブトレインをDOHC化し、可変バルブタイミング機構も取り入れて燃費性能を向上(燃費は平均8.42km/L ※日本仕様10・15モードでは7.6km/L)。一方の直4は直噴+ターボを備えた同社の「エコブースト・エンジン」を採用し、こちらは現行モデル比で3割近くも燃費を改善した低燃費モデルとなっています(燃費は未発表)。

 エンジンの変更に合わせて、トランスミッションも変更。新型モデルでは全車6速A/Tを採用しました。パワーステアリングも電気式に変更され、ここでも徹底的に燃費性能の向上を目指しています。

 新型では駆動方式も変更され、なんと現行モデルのFRベースからFFベースへと変わりました。V6モデルはこのFFをベースにしたAWDモデルとなりますが、直4エコブーストの方はFF駆動のみという組み合わせで、まさに「燃費を気にする方は2WD=直4をどうぞ」という設定になっています。

 ちなみに4WDシステムは「インテリジェント・4WD」と呼ばれる電子制御のAWD機能を搭載。ドライバーはダイヤル操作だけで路面状況に合わせた駆動方式を選択することができます。クロスカントリー・ビークルとしての性格が強かった現行モデルと比較すると、若干マイルドになった印象を受けますが、事前にアナウンスされていた情報によれば、4WDとしての基本性能はむしろ研ぎ澄まされているそうです。

 なお、足回りも新設計され、フロントは独立懸架式のショート&ロングアーム。リアには独立懸架式のマルチリンクを採用。現行モデル同様4輪独立懸架を維持しています。

 日本仕様に関しての発表はありませんが、恐らく日本仕様はV6・AWDのみとなるのではないでしょうか。どちらにしても、アメリカ車業界では今年最大級のモデルチェンジ情報。こうなると、少しでも早く乗ってみたいですね。特に直4・エコブーストには「次世代ミッドサイズ・SUV」の方向性を示唆した点からも、あらゆる点で期待大。さすが、元祖SUVですね。

 追記:日本仕様が発表されました。価格はXLTが440万円、リミテッドが530万円。共に日本仕様は3.5リッター・V6のみ。ただし、2011年末以降に直4モデルの導入も予定されています。

2011年型フォード・エクスプローラー:画像集はこちら
2011年型フォード・エクスプローラー:新旧スペック比較はこちら
2011年型フォード・エクスプローラー:解説はこちら
2011年型フォード・エクスプローラー・ポリスインターセプター・UVはこちら
中東ドバイでテスト中、2011新型フォード・エクスプローラー

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