米フォード・モーターは、2011年型の新型「フォード・エクスプローラー(Ford Explorer)」をベースにした、「フォード・ポリス・インターセプター・UV(Police Interceptor utility)」を発表しました。
米国の警察車両はこれまで「シボレー・インパラ」や「フォード・クラウンビクトリア」が人気モデルとなっていましたが、2011年モデルでは競争がより一層激化。
フォードはクラウンビクトリアの代わりにトラースをベースにした「フォード・ポリス・インターセプター」を投入。シボレーはFRの「カプリス」を復活させ、ここに「ダッジ・チャージャー・パースート」が加わるという三つ巴となっています。
しかしながら、警察車両というのは何もFRセダンだけではありません。SUVもまた、警察官の任務においては必須といえる車両なのです。
※クリックすると拡大します。
従来、このSUVモデルをベースとした警察車両には「シボレー・タホ」や「フォード・エクスプローラー」が採用されることが多く、市販モデルをベースに足まわりを強化した専用車が用意されていました。
2011年モデルでは、その「エクスプローラー」が新型に刷新され、フォードはこの新型をベースにした「フォード・ポリス・インターセプター・UV」を9月1日に発表したのです。
新型の「フォード・ポリス・インターセプター・UV」は、ベースモデル同様、3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載し、6速ATと組み合わせることで、従来モデル比で20%も低燃費化。さらにサイドカーテンエアバッグに加え、電子姿勢制御システムも採用し、高速でのコーナーリング中に速度が超過している場合、1秒間に最大10mphほど車速を落とし、ドライバーの意図するラインをトレースする様設計されています。
もちろん、足まわりも強化。サスペンションとブレーキをヘビーデューティタイプにアップグレードし、冷却系も強化。ライト類が多数搭載されることからオルタネーターも高出力タイプに変更されています。
※クリックすると拡大します。
また、2列目のシートはビニール製とし、折りたためば広大なカーゴスペースに。警察官は多くのギヤを搭載する上、警察犬捜査チームの「K-9」や、「SWAT」にも対応できるように後部カーゴスペースにも十分な配慮が施されているのです。
電装系ではハンズフリー情報システムの「フォードSYNC」、2個のレーダーセンサで後方側面の死角をカバーする「BLIS」、リアビューカメラ、ステアリングに配されたボタンやボイスコントロールに対応した「パトライト」などが搭載されます。
なお、同時にリリースされたセダン版の「フォード・ポリス・インターセプター」も同じパワートレインを搭載。こちらはさらに安全性を考慮され、後方から75mphで追突されるというクラッシュテストにも合格。現在、このテストに合格しているのは唯一同車のみとのことです。
◆2011年型フォード・エクスプローラー:画像集はこちら◆
◆2011年型フォード・エクスプローラー:新旧スペック比較はこちら◆
◆2011年型フォード・エクスプローラー:解説はこちら◆
◆2011年型フォード・エクスプローラー・ポリスインターセプター・UVはこちら◆
◆中東ドバイでテスト中、2011新型フォード・エクスプローラー◆